犬用自然食・生食専門店 クレストファーム

移転初日

やっと重い腰を上げ、サーバを引っ越しました。

URLを変えると色々と処理が必要なことが多いのと、なにより商品登録データが引き継げないので登録しなおさなければならないという・・・。
結構大変なのです、ほんとに。

・・・いえ、単なるものぐさですね(反省)

ようやく間に合わせで作ったサイトから使い慣れたカートプログラムに移ったので、実は一年前から既に取得していたドメインを今頃適用し、遂にショップ名と異なる怪しいURLではなくなりました。

皆さま、今まで分かりづらく本当にご迷惑をお掛けしました。

さて、改めて当店及び当犬舎の自己紹介をしておきます。

まず店長である私は中島と申します。
私が運営する犬舎、ポメラニアン専門のCLADDAGH犬舎(クラダーと読みます)は2006年の設立、20頭足らずのこぢんまりとした家庭的な犬舎を運営しておりました。
今はココ、ナッツ、タルト、メイ、パール、ジャスミンの6ポメ、少数頭で運営しています。
ポメの他にはラフコリーのカレン、四国犬の牡丹がいます。


犬に限らず、これまで沢山の生き物と接してきました。
その中で、最も興味を持って取り組んできたことは「自然界での生態の把握」です。

自然界に生きる動物たちはとてもデリケートです。
家畜化された動物とは違い、彼らは少しでも飼育環境が合わないと体調を崩し死んでしまう。
繁殖行動を起こさせるだけでも人間にとっては大変な苦労があります。
その分、動物の食性に関し大変にシビアにならざるを得ない。

現代の感覚「人間と家畜・愛玩動物」という枠から離れ、「動物」というものに正面から向き合ったとき、なぜ犬はこうも自然から切り離され、人間の思うようにあれこれとこねくり回されているのだろう?と疑問に思いました。

なぜ犬は、カラカラに乾いた粒を食べるのでしょう?

答えは、それしか与えないからです。
飢えるよりマシだから、あのようなカラカラに乾いた粒でも喜んで食べるのです。
それが自分の食べ物だと信じているから。

自然界での犬科の食性を知れば知るほど、犬にとって従来のドライフードがいかに人間都合の家畜用飼料であるかが分かります。
そして、何世代もそういったフードで繁殖された犬達が抱える問題も、大変に大きい。

私たち人間は、人間との共存を選んだ犬という動物を自然界から完全に切り離し、自分たちの手元に繋ぎ止め、本来自然の摂理に従うべき繁殖までも自然淘汰の及ばない形へコントロールしようとしています。

であれば、人間が自然の摂理に勝るか同等の知識を持って管理しない限り、健全な種の存続ができないのです。

犬と共に暮らすという事は、サイズの大小にかかわらず、肉食動物と暮らすということです。
私たちのような淡水化物主体の雑食動物とは異なる食性を持った生き物であり、その食事が草食動物や雑食動物より安価で手軽な訳がありません。

近代に入り人間に都合の良いペレット(ドライフード)が開発されて以降、犬はドッグフードだけを与えた方が良いなどと、根拠のない迷信を何十年も皆が信じてきました。
未だにそう信じている人も多いです。

しかし、健康長寿で眠るように老衰で亡くなった犬の飼い主さん達は皆、全員が同じことを言います。
「ドライフードは嫌うのであげなかった。私たちと同じものを何でも食べさせていたよ」と。
もちろん、犬が中毒を起こすような食材を除いての話ですが。

深く考えるまでもなく、同じものを何年も食べ続けていれば不足する物は永遠に不足し、排出できない物質は延々と蓄積されていきますので、体に良いわけがないのです。

今、犬達はアレルギーや癌を発症し苦しんでいる個体が多く居ます。
大切な家族として長年共に暮らした犬が、最後は病気で苦しんで死ぬ。
それは飼い主として可能な限り避けなければなりません。
例えそれが何世代かにわたり蓄積されて出てきたものであったとしても、今目の前にいる一頭の健康を管理できるのは、飼い主のあなたしかいないのですから。

どんなに「体に良い」と言われても、そればかりを継続的に与え続けたり、成分や添加物の有無、その詳細を知らないまま「メーカーが作っているんだから大丈夫」と妄信的に与えることが、どれほど先々の病気のリスクを増幅していることか。

人間に束縛されて生涯を終える彼らの健康管理ができるのは束縛している人間にしかできないのですから、便利な袋に入ったカラカラに乾いた粒さえやっておけば生きていてくれる人懐こく可愛らしい愛玩動物という感覚を捨てて「肉食動物と暮らす覚悟」を持って立派に育て上げ、健康に天寿を全うさせてほしいと思います。


そんな思いから、愛犬家のための食育専門店を立ち上げました。


食物不耐性やアレルギーに苦しむ犬と飼い主さん、病犬に薬だけに頼らず食事療法を取り入れたい飼い主さん、命を育てるといろんな悩みがありますが、一緒に考え、少しでも良い結果を求めて歩んでいける店でありたいと願っています。

そんなわけで、どうぞ宜しくお願い致します!



参考までに、これまで関わってきた動物達です。

繁殖に取り組んだ生き物
犬(柴、ポメラニアン)、猫、鶏(烏骨鶏、チャボ、小国、東天紅)兎(ネザーランド、アナウサギ)、ステップレミング、アフリカヤマネ、ハツカネズミ、ゴールデンハムスター、ロボロフスキーハムスター、姫ウズラ、セキセイインコ、キエリクロボタンインコ、紅玉鳥、青輝鳥、頬紅鳥、カノコスズメ、朱嘴キンセイチョウ、紅ヒワ、カエデチョウ、キンカチョウ、十姉妹、クレステッドゲッコー、バナナヤモリ、パラシュードゲッコー、マツカサヤモリ、ソメワケヤモリ、ニホントカゲ、昆虫類色々、エンドリケリー、ベタ、グッピー、メダカ、スカーレットジェム、日本シジミ、エビ各種。

その他、単に飼育観察のみの生き物
犬(雑種、ボルゾイ、四国犬、コリー、シーズー)、野ウサギ(交通事故による保護)、シマヘビ、ヤマカガシ、ヒキガエル、セグロセキレイ(台風による保護)、ヒヨドリ(衰弱による保護)、ツバメ(蛇襲撃による保護)、雀(台風による保護)、ウーパールーパー、アヒル、貝(船天貝、石巻貝、タニシ、カワニナ、他スネール類)、ニホントカゲ、カナヘビ、イモリ、昆虫沢山、錦鯉、金魚、ハゼ、ドジョウ、アベニーパファー、熱帯魚数種、土鳩、薄雪鳩・・・etc